家出の原因
思春期を迎える難しい年頃の子供たちにとって、学校は家庭と同じくらい日常生活で大きなウェートを占めています。学校でのトラブルは、子供たちの心を不安定にさせ、現状から逃げる手段の一つとして家出に結びつくことが十分にあり得るわけです。
友人関係のトラブルとして仲間外れやいじめなどがあります。仲が良かった友人と些細なことで仲たがいをしてしまい学校にいづらくなる、うまく周りとなじめず孤独で自分の居場所がない、何らかの因縁をつけられ無視されたり、嫌がらせを受けたりするなどがあります。
こういった場合、登校拒否や退学、転校などになることが多いのですが、周りに助けや苦しみ訴えられない性格や環境の場合家出に及ぶことがあるようです。自分の話をあんまりしない子供で、家庭で特に把握している問題がないのに突然失踪した場合これらの原因が考えられます。
学校自体に不満を持っている場合もあります。集団生活自体になじめない、教師の話や態度にいらだちを感じる、規律を守ることに苦痛を感じる、学校が面白くないなどです。この場合は普段から怠学や、学校内外で問題行動を起こしていることが多いようです。学校を休んで遊び歩いている時に、同じような仲間を見つけ帰ってこない日が増え、そのうち全く家に帰らなくなってしまうという非行に走るパターンですので、親としてはいつもの困った無断外泊だと思って本格的な家出だということになかなか気づかないものです。
他には進学校に通う生徒で見受けられるのが成績不振や進路に対する不安やストレスによる場合です。成績が悪いことを親や教師にきつく叱責されたり、自分で自分を責めて追い詰められたりして学校にも家にも居場所が見いだせず突然家に帰ってこなくなるということもあります。