家出の原因

家庭問題

どの時代においても家庭の問題はつきものですが、近年著しいのは地域社会とのつながりが希薄になり、核家族が増えているせいか、家族や個人自体が孤立・孤独化しがちで、問題が非常に深刻な状態になるまで気づかれることなく進行してしまうことです。

離婚率が増えていることから、両親の不和の中で悩み苦しむ子供や、離婚によって親や家族と離ればなれになり、心の穴を埋められないで孤独を抱える子供も少なくありません。

家庭は通常子供にとって最も安らぎ、心を安定させる場であるべきなのですが、複雑な問題を抱える家に帰りたくなり、次第に自分の身の置き場を外に探しはじめ、友人の家を泊まり歩くようになり、しまいには家出する場合もあります。他にもしつけや価値観のずれから親がうっとおしいから顔を合わせたくないとか楽しく遊びたいなどの理由で帰宅しなくなる例もあります。こういった場合は家にただ引き戻すだけでは解決できませんので、親が子供の孤独に気付き、親自体が変わらなくてはならないでしょう。

また、家庭内暴力など非常に切迫した理由で家出をする場合もあります。こういった場合は家族が捜索願を出して見つかったとしても家族に居所を教えることができません。家庭内暴力の問題を解決するべく児童相談所などが仲介に入ることになりますが、場合によっては家に帰すのは無理であると判断され、保護施設で生活を余儀なくされることもあります。

様々な理由で家出に至るわけですが、結局愛情で満たされていれば家庭に背を向けてしまうことは少ないと思われます。今一度家庭の在り方を見直すべきでしょう。